なかなか踏み出せないのは 傷付くのが怖いから 傷付くのが怖いのは 自分が可愛いから 自分を大切にしすぎているから こんなに弱いとは こんなに自分が可愛いとは 人の事を思いやって生きてきたつもりで 人はどうして人を思いやれないのだろうと 嘆いていたりしたけれど 馬鹿馬鹿しい 自分は偽善者だった 一番に思いやっていたのは自分の事だった 辛いふりをして もう何も信じるものかと塞いでも いつかその蓋が自然に開いてゆくのは人のおかげだった どうしてこんなにも 冷たくて温かい どうしてこんなにも 辛くて仕様がなかった筈なのに 人が愛しい close